韓国時代劇ドラマ『六龍が飛ぶ』

2025/12/16

どらま・えいが

『六龍が飛ぶ』人物相関図~BS FUJIより
夜中に観終わった。
U-NEXTでは全50話。
U-NEXTでの配信が今年いっぱいで終了と知り、焦ったが心配無用で観了。

とにかくこのドラマはハードな話だった。
高麗から朝鮮への移り変わりの時期の物語だからだね。
六龍(李成桂(イ・ソンゲ)/鄭道伝(チョン・ドジョン)/李芳遠(イ・バンウォン)/イ・バンジ/プニ/ムヒュル)の6名が理想の新しい国造りに協力して邁進するストーリーだと想像していたので、途中から分かれ分かれになってしまうのが寂しかった。
同じ志を持っていたにも関わらずそうなってしまったのは、李芳遠が李成桂の息子だったからじゃないかな。
李成桂はりっぱな将軍で、後の第1代朝鮮国王。
その五男である李芳遠は世子(王の跡継ぎ)となり得る位置にいたから、父が自分を世子に指名してくれなかったことや、政治に王を関与させない鄭道伝の考え方に我慢がならず、冷徹な判断で自分の思いを実現させてしまったのだろう。
もし、一介の成均館(儒教の教えに基づいた教育を行い、官吏を育成する役割を担う機関)の学生で鄭道伝の弟子だったら、きっと、もっと清々しい勧善懲悪な物語になったと思う。
でも、史実の李芳遠(第3代朝鮮国王・太宗(テジョン))は目的達成のためには情け容赦なかった人のようだから、フィクションのドラマといえども、そこは曲げられないか。
逆に、プニやムヒュルたちとの交流で人間味のある面も描かれ、冷たいだけの人ではないことが感じられたのは救いなのかな?
まあ、李芳遠に誰も会ったことがないので、実際はどんな人物なのかはわからないが、人間誰しも良い面悪い面持ち合わせていると思うので、迷い悩みながら突き進む『六龍が飛ぶ』の中の彼は人間味にあふれていたと思う。
私が一番悲しかったのは、天真爛漫だったムヒュルの笑顔が、ドラマが進むにつれてなくなってしまったことかな。
ムヒュルにはおばあさんや弟たちと、貧しくても田舎でずっと暮らしていてほしかった。

こうしてみると、租税が重くなければ、『民』が一番気楽で幸せなのかも。
ということは、今の日本に住む私は、気楽で幸せな『民』であることに間違いないな。