sobakoさん、ハングルを覚えるんだって!

2025/06/01

こうにゅうりれき ほんよみ 한국어


最近買った本たち。
見ればわかる通り、私のもとには何十年遅れで韓流ブーム到来。
韓国時代劇だけかと思っていたらついに、韓国語の勉強までスタートさせてしまった。
でもたぶん、勉強したいと思った理由は大方の韓流ブームの日本人とはちょっと違うのじゃないかと思っている。韓国ドラマを字幕なしで観たいとか、推しの話す言葉を聞き取りたいとか、たぶん、ブームに乗った大抵の人はそういう理由が多いのでは?まあ、私も韓国時代劇を字幕なしで観ることができたらいいなとは思うけれど、それだけでは韓国語を勉強したいとまではならなかった。
私の韓国語勉強の目的は、ハン・ガンさんの著書をハングルで読めるようになりたいと思ったからである。

私は日本語の小説などで、美しい日本語や、言い回しや、表現などに出会ったとき、ああ日本語が母国語で良かったとしみじみ思うことがある。だから、作品自体ももちろんだけれど、その作家の文体が好きということが私の読書の基本にある。外国人作家の小説は訳者でずいぶんちがってしまうので、原書で読んだらどうだろう?って思う。そのせいか大人になってから読むことが少なくなってしまった。
ところが今年、偶然出会ったハン・ガンさんの『すべての、白いものたちの』が、いきなり、私の大好きランキングのBEST3に食い込む勢いなのである。(ちなみに、これまでのBEST3は、『ことり』小川洋子、『つむじ風食堂の夜』吉田篤弘、『櫛挽道守』木内昇)

『すべての、白いものたちの』は何と言ってよいか、私なんかが説明できるような本ではないのだ。すべてが美しくて、余分なものがなくシンプルで、静かだけれど、激しく訴えかけてくるものがある。
これは、訳者・斎藤真理子さんの力?
もともとのハン・ガンさんの文体?
一番最初に思ったのは、タイトル。韓国語ではどんなふうに書かれているのだろう?って。
検索したら、一文字だったのでびっくり。(実は検索せずとも、本の表紙に書かれていたんだけれどね。)
『흰(ヒン)』
ちなみに、英語版は『THE WHITE BOOK』。何のひねりもなく趣もなさそうだが、ハン・ガンさんがこれでOK出したということは、私の知らない何か深い意味でもあるのだろうか???

”흰(ヒン)”という言葉については、こんな記事をみつけて、へえそういうことなのかと、知ることができて良かったなと、思った。それと同時に、やっぱり言語を知るって奥が深く、私の韓国語習得への道のりも、まあわかってはいたが果てしなく遠いことを再認識。

でも、始めなければ何も変わらない。
とりあえず、やってみる。(Duolingoアプリの変な緑の鳥ちゃん?が毎日私に勉強をせっつくので・笑)