「もしも私が先に、

2025/05/24

できごと どらま・えいが

「もしも私が先に、ぽっくり逝っちゃったらきっと、『ああ、あんなに一緒に韓国ドラマを観たがっていたのに…こんなことなら一回くらい観てやればよかった…ううう…』ってきっと後悔して泣くと思うよ、いいの?そうなってしまっても。」
という脅しが効いたのかどうかはわからないけれども、昨晩めでたく、韓国時代劇映画『王になった男』を夫と二人で観賞することに成功した。

つまらないとすぐにうつらうつら居眠りを始めてしまう夫が、最後まで眠らずに観ることができたので、おそらく、おもしろかったのだと思うが、「おもしろかったでしょ?」と聞くと、「ん、まあ、ね」と意地でも「おもしろい」とは言わない。これまであんなに嫌がっていたのだから、口が裂けても「おもしろい」とは言えないだろうし、そんなことを一言でも言おうものなら、今後もずっと韓国ドラマを観させられるかもしれないと警戒しているのだろう。
「人物の区別がつかない。みな同じ顔に見えるよ。」と漏らしていたが、まあ、外国人なんてそんなもの、最初はあまり区別がつかない。この映画の場合は、王様(ハソン)、都承旨、チョ内官、ト部将、王妃、サウォル、そして、反国王派の大臣、これくらいわかればOK。衣装で見分けよとアドバイス。

私としてはやはり、60話くらいあるドラマの方が、ハラハラドキドキの躍動感が半端ないので、夫と共有したいのだが、もうこれ以上無理強いするのはやめておこう。1作品観てくれただけで御の字とする。残念ではあるけれども。