毎日、毎日、「頭が痛い」と私に訴える姑(85)。
ガンガン痛いわけではなく、おでこの辺りがボーっとして重いらしい。
「このままボケちゃったらどうしよう」とそればかり言っている。
一昨日も近所のA医院に行って血液検査をしたいと言い出した。
「検査の方法は医者が必要だと思えばするし、それは患者が決めることじゃないんだよ」と言うと、「そうかぁ、そうだよね…。」といいつつ少し不満そう。
姑は「注射してほしい」とか、「点滴してほしい」としょっちゅうA医院でお願いしているらしい。注射が好きなのかな?笑
そして今日、頼みの綱のKメンタルクリニックへ。
問診票を渡され、普段の生活や気分などの質問に5段階の答えを選ぶのだけど、
「めまいがするから(細かい字を読みたくなかっただけだと思う)、sobakoさん読んで。」と言うので、聞き取り調査になってしまった。
『周りの人を冷たいと感じる』とかのセンシティブ?な質問もたくさんあったのに、私の前で正直に答えられるわけないじゃん?
大抵の質問は健康的な回答になってしまった。
そして、看護師さんの事前聞き取りにも元気に「悩みなんか何にもないよ、ワタシ!」と答えていた。
これでは「アナタ、何しに来たの?」って感じ。はあ。
先生も
「鬱(うつ)ではなさそうだけどねえ、まあ、入り口ってこともあるから、軽い薬を試してみますか?」
と言って、とりあえず、処方箋を出してくれた。
薬を飲むにあたって撮った心電図もまったく問題なし。
あれれ?まったくの健康体なんじゃ?
一日一回のほんのちょっぴりの抗うつ剤で、気分が変わるといいけど。
これでだめだったら、どうすりゃいいの?って感じよ。
どんよりとした表情の姑に「頭が痛いけど、ボケちゃわないかな?大丈夫かな?」と言われ、「検査に異常はなかったから大丈夫。ボケとは関係ないよ!」と元気に答える私。
毎日同じ、不毛な会話を繰り返すしかなくなって、こっちの方が気が滅入るわ~。


