姑、脳神経内科へ行く。

2025/07/17

できごと


2週間くらい前から、姑が頭痛を訴えるようになった。
頭痛薬をくれというので、私の愛用のノーシンPureを都度渡していたのだが、効かないという。ズキズキするのかと問うと、「なんとなく重い感じがする」と言う。
熱中症?と思い、水分、塩分を取ってエアコンもかけるようアドバイスしたけれど、一向に良くなる気配がない。
そのうち、近所のかかりつけ医のところへ点滴をしてもらいに行くようになった。だが、一向に改善しない。そして「大きい病院に連れて行って」と言い出した。

本人からすると、長引く頭痛、怖いよ…、っていう感じだが、私としては他に気になる点がいくつかある。

・様子を見る限り、頭が「痛い」というより「重い」という感じで、起きていられないとか吐き気がするということではないこと
・比較的、午前中に症状を訴えることが多く、夕方近くなると少し元気になって「やっぱり病院はいかなくていい」ということ
・本来とても、社交的な性格で友達も多く、出歩くのが好きな人なのに、「友達に会いたくない」と家にこもっていること
・自分はボケてきた、人前で変なこと言い出したらどうしようと心配していること

ネットで少し調べてみたら、老人性うつ症状に似ていた。
老人のうつの多くの特徴の、身体的症状を訴えること、その症状は夕方より朝の方が強いこと、まさしくうちの姑の症状と合致している!

先日また、「大きい病院に行きたい」と言うので、「A先生に紹介状を書いてもらってくるよ」と私はA医院に行った。普段、姑はひとりでA医院に行っていたので、A先生は私を見るや「今日はあなたが来てくれてよかった。」と前置きして、「まずは脳神経内科で病気の有無を確かめて、異常がなければ心療内科を受診するとよい」と言った。

そしてその日のうちに脳神経内科を受診。予約患者がいっぱいで、初診患者は2時間待たされた。ま、それを見越して、私は図書館本のノルマをこなそうと本を持って行ったのだが、待合室のテレビに飽きたのか、姑がしゃべりかけてくる。本来おしゃべり大好き姑は、頭痛はどこへ行った?と思うほどのしゃべりっぷりで、ノルマはこなせず。
2時間待ってようやくMRI。15分くらいかかるのかな?と思ったら、その半分くらいで早々と姑は検査室から出て来た。(本、あまり読めず。笑)
そして、結果は…。

とても明るい先生が、ところどころ冗談をかましながら、「脳にも頭の血管にも、まったく以上はありません!よかったですね!」と言い、姑も家でのどんより加減は微塵も見られず「ああ、よかった、よかった!!」と大喜び。
ああ、これで、不安も取り除かれて元気になったわ~と、私も一安心。
一応、頭痛をやわらげる漢方薬と頓服薬を処方してもらって帰って来た。

のだが、翌朝。
「頭が痛いの、治らないよ。」
と、どんよりした顔で訴えられた…
そう来たか~、脳神経内科診察室での元気はどこへ?
「A先生のところで、点滴打ってもらおうかな…」(いやいや、A先生もお困りだよ)

MRI検査をして問題なしと言われても、不安は治まらないのだな。
やはり、心療内科か。