ハッとして反省。

2025/12/28

おもうこと どらま・えいが

NHKの番組『森の王 森の声~移動の民ラウテ~』の再放送を見た。
ネパールヒマラヤ山脈の森林地帯で移動しながら生活するラウテという民族のドキュメンタリー。
独自の掟と文化を900年守り続けている140人くらいの少数民族である。
森の木を切って手斧1本で木工品を作り、里で物々交換したり、売ったりしている。
ラウテが狩るのは猿だけ。
他の人々が食べない猿を狩り、鹿やウサギなどは狩らないという共存のルールを守る。
とても原始的で閉鎖的?と思っていたのだけど、そうでもなく、里の町に下りて買い物もする。

木工品を売って得た金額以上に買い物しているのでは?と思ったら、政府からの社会福祉補助金が支給されていた。
森の木を勝手に切る行為が、地元の人々と摩擦を起こしているらしい。
ラウテの切る木は、他の人は利用しないような木の種類なのだが、多くの木を切らなくても生活できるよう補助金をだしているらしい。
加えて自治体は、定住生活をすすめる説明会も行っているが、なかなかうまくいかない。

問題なのは、定期的な不労所得を得られることで、それを担保に里の町で買い物したり飲み食いしたりすること。
おまけに、お酒が好きで、大人はまだしも、子供まで飲んでいるのだ。
売る方も売る方だと思うのだが、「政府の補助金」を目当てにしているのは、ラウテだけではなく、商売する方もそうなのだろう。
なので補助金が入ると、「ツケ」の返済に消えてしまう。

私は思わず、
「ツケで買い物はダメだよねえ」
と、一緒に見ていた夫に言ったのだが、言ってすぐ、ハッとした。
自分も一緒じゃん!って。
ローンで買い物するじゃん!
クレジットカードで買い物するじゃん!
って。
何を上から目線で言っているのか、自分!って。
なんだかとても恥ずかしくなってしまった。
健全ではなくなってしまっていたのだ自分は。
手元に払える現金がないなら、それは分不相応な買い物なのだ。

改めて反省。
今あるローン(ピアノ)は仕方ないけど、もうローンは組まないぞ。
クレジットカードも最近は身の丈で使っているのでいいけれど、それを越えないよう気をつけなくちゃ。
私の使うメルカードは、「あと払い」という名称のサービスを利用しないとポイントがつかないのでそうしているが、この「あと払い」という名称に「借金」のイメージがあり、すこ~し後ろめたい気持ちにさせられるのが、微妙に消費にブレーキがかかるような気がするのは私だけかな?笑
メルカリ売り上げ金がなくなったら、デビットカードに変更だ!