ステップファミリー〜継母の巻

2026/05/02

どらま・えいが

『善徳女王(そんどくじょおう)』を見終わって、次は何を見ようかな〜と思っていたとき、テレビで『太宗(テジョン)イ・バンウォン〜龍の国〜』が始まった。
前に見た『六龍が飛ぶ』と同じ背景(朝鮮王朝の始まり)だからどうしようかな〜と思ったけれど、テレビでやるってことは面白いのだろうと思い直して、見ることにした。

イ・バンウォンは、朝鮮王朝の初代国王・太祖イ・ソンゲの五男で、のちの第3代国王・太宗である。父を王にするために、ネックとなっていた儒学者の圃隠(ポウン)を父の意に背いて殺してしまったことで父の逆鱗に触れ、同じ志の兄たちと共に縁を切られてしまう。王位についたイ・ソンゲは第二夫人を王妃とし、その息子(まだ子供)を世子(セジャ・王位継承者)としたことで悲劇が始まる。

この第二夫人がね、策略家なのよ。最初はイ・ソンゲを王にするために第一夫人の息子たちと協力していたのに(しかも、とても控えめだけどしっかり者の女性という印象で、イ・バンウォンたちも信頼していた)、夫が王になった途端に、手のひらを返すのよ。
最初は塩らしく「私を王妃に封(ほう)じないで。私の息子が世子になったら、権力争いが起こるから。」とイ・ソンゲに涙ながらに訴えていたのに、私に言わせればまんまと乗せられたイ・ソンゲは、「俺が守るから任せとけ。世子もバンソク(第二夫人の息子)にする!」なんて言って、反対する大臣たちにもゴリ押ししちゃうんだよね。

『六龍が飛ぶ』の時には、イ・バンウォンがちょっとわがままというか、自分の考えを押し通すためには手段を選ばない的な非情な男として描かれていたので、その気持ちもわからなくないけどさ、って思いながらも両手を上げて賛成できる人物ではなかった。
しかし、『太宗(テジョン)イ・バンウォン〜龍の国〜』では、これはイ・バンウォンが可哀想だわ〜って涙したし、非情になってしまうのも無理ないなって思った。
描かれ方で随分違ってきてしまうが、本当のところ、どんな人だったんだろうね。

母親が我が子を可愛いと思う気持ちはわかるけれど、それにしてもな裏切り行為。
ちょっと私には無理だわ〜。そんな非情なことできないし、怖すぎる。
そんなふうにして息子を世子にしても、危険極まりないとは思わなかったのかな?
結局は殺されちゃうことになったしね。
『六龍が飛ぶ』の時にはまだ子供なのに殺されちゃうなんてかわいそうと思ったが、『太宗(テジョン)イ・バンウォン〜龍の国〜』では、まあ、お母さんのせいだから、悪く思わないでね〜って感じ。180度とはいかないまでも、こうも感じ方が変わってしまうのも怖いわ。

そんなこんなで、やっぱり韓国ドラマは面白い。
最近は、YouTubeに出てくるおすすめ動画が、世界史、日本史、アジア史みたいなのになっている私。
韓国や中国の時代劇を見ていると、いろいろ疑問が出てきて、それを検索しているうちにそんなふうになってしまった。

日本の時代劇ももっと面白く作ってくれないかなあ。
あ、でも今やってるNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』はとても面白いよ。
日本のドラマで今一番楽しみにしているのはこれだもん。