夕食後、面白いテレビ番組もやっていなかったので、U-NEXTで『僕のワンダフル・ライフ』というアメリカ映画(2016)を夫と見た。夫は早々に舟をこぎ始め、私もイマイチだなと思いつつも、チャンネルを変えた途端に目を覚まし、「見ていたのに、何で変えるの?」と文句を言われることがままあるので、とりあえずそのままに…。結局最後まで見てしまったのだが、つまらなかった。星5つの評価が付いていたから視聴したのに、だまされた感が満載だった。無料でなければ、怒り爆発といったところだ。
どんなストーリーかというと「最愛の飼い主に会うために50年で3回生まれ変わった犬と人間のラブストーリー(U-NEXTから引用)」だ。そもそも、「生まれ変わり」という時点でどうかと思ったが、星5つなので、そのうち面白い展開に?とこらえていた。最後は捨て犬となり、元の飼い主イーサンの家に自力でたどり着いた主人公ベイリー(犬)だが、生まれ変わって風貌(というか犬種)が変わってしまっているので、初めはイーサンに野良犬扱いを受けてしまう。なのでイーサンが子供の頃に一緒に遊んだ芸を披露して、自分がベイリーであることを知らせるのだ。
なんとも、都合の良い設定で、しかも、役者の演技も今一つで感動できるところがなかったんだよね。全面的に「犬」に頼って作られた映画だった。かわいい子犬や、従順でお利口な犬の姿、そんなところを見せておけばよしというような安易な映画で、これに星を5つ付ける人って誰?って感じよ。
翌朝、夫と愛犬Rの散歩に出かけたときに、
「昨日、速攻で寝てたよね?」と言ったら、
「だって、つまらないんだもん」と夫が言うので、
「確かにね。これからは、GIVE UPの時はお互いに意思表示しよう」と取り決める。
散歩コースの途中にある〇〇さんちの柴犬が、今日は執拗に吠えかかり、
「あの柴犬、Qちゃんの生まれ変わりだったりして。」という夫の言葉に私が、
「うわ~、『わたしよ!Qよ!その犬(R)は誰よ?!わたしを置いていかないで!』ってさけんでいるのかな?」としみじみ。
Qちゃんは先代の黒柴犬。こうして何かにつけて思い出す。死んでしまった当初は、悲しくてつい涙が出たり、写真なんてまったく見返すこともできなかったのだが、10年以上経った今ではこうして懐かしく思えるようになった。
あの映画も、飼い犬との別れを経験した人が、星5つを付けたのかもしれないな。
いや、私は付けないけどね、絶対。


