クラリネットとテレビ

2025/02/22

できごと

2月22日は猫の日!
ということで、今日のKさん。

この間のEテレ『クラッシックTV』は「はばたけ!若き音楽家2025」というテーマで、ゲストに、トランペット奏者・児玉隼人さん、ピアニスト・竹田理琴乃さん、クラリネット奏者・春田傑さんの3人が出演していた。

この中で私の知っていたのは、児玉さんなのだが、名前は失念していて、覚えがあるのは彼の風貌とそれはすてきなトランペットの音色だけ。その日に演奏されたハイドンも良かったが、以前聴いた曲はもっと軽やかで細かな音の並びの、それはもう素敵な、私のトランペットの音の概念がパ~ッと散ってしまうような音だった。(残念ながら曲名はわからない。)まあ、私がそれまで聞いたことのあるトランペットの音と言ったら、部活動の吹奏楽くらいなレベルなので、比べて感動したなどと言っては、児玉さんには失礼なのかもしれないが。

同じく、春田さんのクラリネットにも感動した。クラリネットって、こんな温かい音だっけ?って。まあこれも、私の経験不足以外の何物でもないが。もっともっと、いろいろな楽器を聴いてみたいなあと思った次第。
それにしても、持っているリードの数には驚いたね。というか、あ、クラリネットもリードがあるんだ~っていう、何もわかっていない状況。オーボエのリードの話はいろいろな番組で聞いたことがあったけれど。繊細な楽器なんだなあ、木管楽器って。それに比べると、ピアノって誰でもそれなりに音の出せる優しい楽器なのかも。あくまでも「優しい」であって、「易しい」ではないけれどね。

話はクラリネットつながりで、あ、いや、つながっているかはちょっと微妙だが、うちのテレビの調子が悪いのだ。4ch(日テレ)と5ch(テレビ朝日)がまともに映らない。ここのところの強風で、アンテナが曲がったか?とも思ったが、他のチャンネルは問題なく映っている。
考えてみれば、地デジが始まって以来テレビを買い替えていないので、かれこれ何年?と思ってググったら、いやだ、2003年に地デジ放送が始まっている。そして完全移行が2011年。記憶があいまいなのだが確か、夏のオリンピックに合わせてテレビを買ったような気がするので、2004年アテネもしくは2008年北京の年かなあ?どっちにしても15年は経っている。そろそろ寿命なのか?

と、そこで、頭の中に流れて来た歌が「クラリネットをこわしちゃった」なのである。
ぼくのだいすきな クラ~リネット♪
から始まる軽快な童謡、みんなが知っているあの曲だ。

とってもだいじにしてたのにぃ~♪
こわれてでない おと~がある~♪
ど~しよう ど~しよう…

と困ってしまってしまう僕。
で、あの耳から離れなくなりそうな、呪文のようなコトバ、

オ~ パッキャマラ~ド パッキャマラ~ド
パオパオ パン パン パン
オ~ パッキャマラ~ド パッキャマラ~ド
パオパオパ

と続く。

2番の歌詞では、

ドとレとミのおとが~ でな~い♪

と歌い、そして、3番の歌詞ではついに、

ドとレとミとファとソとラとシのおとが~ でな~い♪

ええ~~っ、全部じゃん~!ってことになる。
うちのTV、今は4chと5chだけど、もしかして???と連想してしまうじゃないの。
私の頭の中で、うちの壊れた?テレビと、「僕」の壊れたクラリネットが瞬時につながったことには驚いたよ~。それこそ半世紀は聞いていないであろう歌詞を覚えていて、つながるって…。

ちなみに、あの呪文のようなコトバだが、
パパからもらったクラリネットの音が出なくなっちゃった、でたいへん有名なこの歌は、フランス民謡を日本語に訳したもの。クラリネットを愛する国らしい歌詞です。おなじみの「♪オーパッキャマラード」の部分は発音がおもしろくて訳者がそのまま残したそうで、実際は「Au pas camarade」と書いて「友よ、さあ行こう」の意味だとか。「整列ーっ!」の掛け声にも使われる言葉なので、音が元に戻るようにお願いしているのかもしれません。
この曲を楽器で演奏する時には、わざとこわれたような音を出すので聴いていてとても楽しいものです。(https://www.yamaha.com/

なんだって。

うちのテレビも直るように、唱えてみようかなあ。 




 
#猫の日