『太宗(テジョン)イ・バンウォン〜龍の国〜』を観了!

2026/05/11

どらま・えいが

朝鮮王国第3代国王・太宗を描いたドラマ。
とてもハードで悲しい物語だった。
建国して間もない朝鮮王国を引き継いで、安定させるためとはいえ、それまで自分の援護をしてくれた妻の家門を排除するなど、非情な手段を取り続けた人だ。
確かに、外戚の権力を抑えなければ、偏った政治になってしまうことになるので、仕方のないことかもしれないが、力を持つ前の小さな芽を摘むように切り捨てていくさまは、かなり冷徹極まりない。
特に、三男のイ・ド(世宗)に譲位し、上王となった後に、何も落ち度のない王妃の父親を陥れて死刑にしてしまったのは本当にひどい。
何もそこまでしなくても…と思ったが、家門が大きかったのが不幸を招いたのだね。名もない家なら問題にならなかっただろうから。

太宗は王位に就くまでにも、就いた後にも、たくさんの身近な人たちを排除してきて、孤独な人生だったのではないかなあと思う。
建国して間もない国の基礎を作り、大業を果たした王だったのかもしれないが、人生を終えるときにどんなことを思っただろうか?

それでも、そんな父の奮闘があったからこそ、後を継いだ世宗(セジョン)は偉大な王として今も称されるような王になれたのかもしれないね。