この八月に91歳を迎えた父。
普段はPCの前に座りテレビを見たり、ゲームをしたりして一日を過ごしている。
ゲームと言っても、もっぱらトランプとか将棋、囲碁、麻雀などのテーブルゲームだけどね。
オンラインかオフラインかはわからないけど。
なので、誕生日にトラックボールの付いたマウスをプレゼントしてみた。
先日、電話をかけて贈ったマウスの使い心地はどうかと尋ねたら、
「大きくて使いにくいから仕舞ってある」
と言う。
何をあげても仕舞いこんでしまう父。
服が古着になっているからと送っても、袖を通さず押し入れ行きなので、PCグッズならと思ったけれど、ダメだった。笑
年を取ると変化を好まなくなるのか?とも思ったが、よくよく考えれば、元からそういう性格の人だったわ。
で、今回のマウス、実は私が使ってみたかったマウスなんだよね。
「父さんが使わないなら私に頂戴」と言ったら、翌日宅配便で届いた。
早っ!!
愛知→埼玉、早っ!!!
で、早速、設定して使ってみた。
確かに見てくれがでかい。
トラックボールがあるのに、マウスを動かそうとしてしまうなど、頭の中が混乱しているが、少し使えば慣れるだろう。(と思いたい)
ボタンにはコピペと切り取りも設定したので、今回は使い倒してみようと思うが、どの指で押そうか考え中。
でも、やっぱり人差し指がフル稼働しそうかなあ。
ところで、今回の件で少し寂しかったことがある。
届いた宅配便のあて先伝票の文字が父の文字ではなかったこと。
字もあまり書かなくなっちゃったのかな?
集荷を頼んだ時に伝票を持ってきてもらい、業者のお兄さんの前でササッと書くことができないから頼んで書いてもらったのかな?
そういえば、毎年PCで印刷したものだったけれど宛名は自筆で送ってくれた年賀状も、いつのまにか届かなくなってしまったなあ。
離れて暮らしていると、そんな変化を見つけてはハッとして寂しくなるね。
一緒に暮らしていれば自然と徐々に受け入れられる変化にね、ハッとしちゃうんだよ。


